2014年06月29日

講談和田啓十郎先生伝

日本東洋医学会学術総会に出てきました。今年の市民公開講座は講談師神田香織さんによる和田啓十郎先生伝というユニークな企画でした。和田啓十郎先生は漢方を専門にしている人なら知らない人はない漢方の大恩人です。明治期の漢方撲滅の危機の時代に、漢方を擁護する「医界の鉄槌」を著し、僅か45歳で亡くなられた医師です。この本の出版によって漢方復活ののろしが上がったのです。ある程度は知っていた和田啓十郎先生の生涯も講談の形で聞くとまた新鮮でした。何故講談にという疑問がわきますが、それは軽妙な前座?講演をされた三浦於菟先生が仕掛け人だったようです。もう12年前から依頼されていたと神田香織さんが講談の前に話されていました。
posted by gomeisa at 21:02| 漢方