1月1日よりヒゲナミンが禁止薬物となったそうです。ヒゲナミンは多くの漢方薬、市販薬、栄養食品に含まれています。
2017年1月からの世界アンチドーピング機構 ドーピング禁止表の変更について
ヒゲナミンは漢方生薬の呉茱萸、附子、細辛、丁子、南天などに含まれています。したがって多くの附子を含む漢方薬、呉茱萸を含む漢方薬である呉茱萸湯、温経湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、細辛を含む漢方薬の小青竜湯、麻黄附子細辛湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯などが該当します(詳しくは上記リンク先をご参照ください)。医療用以外で普段よく使われている「南天のど飴」も要注意です。麻黄を含む「浅田飴」、丁子を含む医療用の胃薬「SM配合散」も該当します。不注意によって長年の努力がふいにならないよう、競技者も医療者もお気をつけください。