
東京市本所区の横川国民学校で宿直をしていて東京大空襲に遭遇し、九死に一生を得た教員書家井上有一が33年後に書いた書です。この書を書けるまで33年がかかったという事実が、全てを物語っています。横川国民学校では千人の方が亡くなったといわれています。
3月10日は東京大空襲のあった日です。昨日のNHK「英雄たちの選択」は「噫横川国民学校」を書いた井上有一でした。司会の磯田がしょっぱなに疎開中子供とともに藤田東湖の「正気の歌」を書き読んでいたことから井上のことを軍国教師とレッテル貼りして、番組の基調がわかった感じでしたが、ゲストの若い歴史学者が当時の政府は子供を含めて消火義務を負わせていたので被害が拡がったかのごときことをさかんにいい、じゃぁ消火義務がなけりゃ10万人の犠牲者が減らせたのかと突っ込みたくなりました。NHKお気に入りのパヨク歴史学者なんでしょうか、先入観にとらわれて木を見て森を見ない頭は大丈夫かよと心配してしまいました。第2次大戦のいつからか戦争のルールが変わり、米国は冷静沈着に民間人の大量殺戮を実行したのです。この歴史学者によればそんなことより、政府が国民に強いた消火義務が大問題らしいのです(馬鹿)。
それにしても噫横川国民学校はすごい書です。この書を井上有一に書かせた歴史的事実が凄絶なのですが。今日は東京大空襲のあった日です。