原題はSO FAR FROM THE BAMBOO GROVE。家族は北朝鮮の海岸沿いの町羅南の竹林の中に居を構えていたのです。しかし1945年夏日本の敗戦とともに苦難の脱出行が始まります。帯に書かれている一文は見事に本書の中味を要約しています。
戦時中および終戦直後の朝鮮半島と日本で、日本人引揚者が味わった想像を絶する体験を赤裸々に綴る、息もつけぬ愛と涙のサバイバルストーリー。敗戦後外地に残された日本人の苦難を初めて少しわかった気がしました。色々な雑音はともかく、一読を勧めます。ところでこの本、ヨドバシでは販売休止中、しかも帯が外された写真なのは何故?ヨドバシってそういう会社?